ふりかざす
「ふりかざす:頭の上にかざすように振り上げること」
例文:刀とか斧とか手とかをふりかざす
私が、ふりかざせる武器は「弱者」であることしかない。弱者でなければ、私はすぐにでもこの世から消えてしまう塵のような存在だ。
私は自分のことを弱いと思っていなかった。むしろその逆で、無意識に自分は人より優れているものだと思い込む癖があった。そうでもしないと、周りより遥かに劣った自分を守ることができなかったのだろう。試験前に部屋の片づけを始めて逃げ道を作り自分の心を守る、あの心理に似ている。自分を弱者と思っていない癖によく吠える、世の中で一番タチの悪い存在である。
ずっと前から言っているが、私は都会が嫌いだ。それはもう偏見にまみれまくった経験を伴わない嫌悪である。だって、田舎者の私からすると、何でも揃ってキラキラしていて楽しそうな、傍から見てると完全無欠に思えてくる都会で生活している人には、素直に嫉妬の念を抱くし、都会を嫌わないと、今都会に住んでいない自分を守ることができない。自分から弱い立場に立って、それにさも納得していないかのように「弱者」であることをふりかざし、何とか相手と同じ立場に立とうとする。最悪、わーわーとわめき散らして相手をしてもらおうとするクソガキメンタル故の手法だ。私なんか都会に行って暮らそうとしても、あんなにたくさん人がいる所では誰にも気にされず何にも残せずその辺でくたばる有象無象にしかなれない。
私は強者になりたいから、弱者であろうとする。弱者であるものが運よく何かのきっかけで強者になったとしても、今までの武器を失って、結局消えていくだけなのだから、私はずっと弱者でいい。それはもうずっと、死ぬまで弱者がいい。
ふりかざすことのできる武器を見つけて、それを磨いて生きていくのが、まっとうな生き方かもしれないが、そもそも私は平和主義者なので何にもふりかざしたくはないし、何かを手にするために頑張るのが面倒くさい。私は仕事ができます!!なんてアピールして出世する気概も度胸もないし、何よりそんなこというのが恥ずかしいと思うタイプの人間だ。でも、本当は誰かにアピールしてみたくって、そんな奴だと思わずに親しくなってくれた人間に対して恥ずかしいことばかりしてしまう。
私は不器用で不愛想だから、うまく世渡りはできないし、頭も悪くて勉強も嫌いだから、出世もできない。女性とお付き合いどころか、まともに友達もいないので、人間として生きていくことが非常に困難な存在である。
このくらいネガティブに自分を下げて、私は不遇なのだと、私は弱者なのだと思うことで、私は今日も文句を言って生きていけるのだ。そうでもしないと生きていけないので、本当は思い込む必要もなく弱者であるということに気づいてはいるが、私にとって都合の悪いことは、少なくとも私の世界には存在しないので全く問題はない。
暇つぶしのために書き始めたので、話のオチがない。実際こんな面倒な事を思っても考えてもいない。都会は何となく嫌いなだけだし、文句を言うのは自分を守るためではなく、目の前の何かに腹が立っているか、空腹か、ニコチンが切れているだけだ。私の心なんて私の脳髄では言葉になんかできるわけないだろ。ばーか。
もう原稿用紙3枚を超える程ただ思いついた内容を打ち込んでいる。キリがないので、この辺で終わろう。
もし本ksblgを読んでいただけているのなら、私から違和を感じて反面教師にでもしてくれれば、恥ずかしい駄文たちにも、一応の存在価値が生まれるので幸いである。面倒くさい内容の記事が連続してしまっているが、この次はバカな内容を書くつもりなので勘弁してほしい。
さて、明日はどんな文句を言って生きようか。
では、あでぃおす。